実験室

〜RAID0〜

 私が今使っているマザーボート『GA-8ITXR』(i850チップセット、ギガバイト製)は、
オンボードRAID機能(Promise製チップ)を搭載しています。この機能を使って、
動画編集領域用に、ハードウェアRAID0(ストライピング)を組んでみました。
使用したHDDは、IBMの『IC35L040AVVA07』(容量40GB、プラッタ容量40GB、
7200rpm)を2台用意して、接続しました。RAID0の実力を目で確認すべく、
ベンチマークソフト『HDベンチ』を使用して、他の内蔵HDDと比較してみることにします。

<測定環境>
WindowsXP Professional、Pentium4の1.7GHz、i850、RDRAM512MB(256*2)

<測定対象>
マウントした
ドライブレター
メーカー 型番 容量 1プラッタ
容量
回転数 I/F バッファ シリーズ
Cドライブ Seagate ST340016A 40GB 40GB 7200rpm ATA100 2MB Barracuda ATA4
Dドライブ Seagate ST380021A 80GB 40GB 7200rpm ATA100 2MB Barracuda ATA4
Eドライブ(RAID0) IBM IC35L40AVVA07 40GB*2 40GB 7200rpm ATA100 2MB DeskStar120GXP
※本当なら、Seagateの『ST340016A』でRAIDを組みたかったのですが、バラクーダ4で
ハードウェアRAIDを組むと、ぜんぜん速くならないという話をよく聞きます。実際、
バラクーダ4でハードウェアRAID0を組んだ人がベンチマークテストをしてみたら、
RAID0組んでいない状態に近い値が出たそうです。その後、OSの設定で、
ベーシックボリュームからダイナミックボリュームに変換して、ストライピングを選択。
いわゆる、ソフトウェアRAID0の設定をした後、再度ベンチマークテストを行ったら
今度は、速い値が出たそうです。ソフトウェアRAIDは、OSレベルで制御するために
CPU負荷が高くなるので、動画編集には向きません。そんな理由で、Seagate以外のHDDで
RAIDを組み事にしました。

<測定方法>
 ログオンした直後に、HDDベンチマークソフト『HDベンチ』にて測定。3回測定して
平均に近いものを選択。測定後は、OSのキャッシュ効果をなくすため、ログオンしなおして
測定。常駐ソフトはできるだけ切った状態で行った。また、事前にデフラグ実行済み。

<測定結果>
図1:Cドライブ(ST340016A 40GB プライマリのマスター接続)
ST340016A

図2:Dドライブ(ST380021A 80GB プライマリのスレーブ接続)
ST380021A

図3:Eドライブ(ハードウェアRAID0 ストライピング IC35L40AVVA07×2台)
RAID0 ストライピング C35L40AVVA07*2

単位は[KByte/sec]

<検討と考察>
 とりあえず、図3を見てわかるように、RAID0(ストライピング)の設定はうまくいっている
のがわかる。RAID0(ストライピング)は、通常の2倍近い値が表示された。やはり、RAID0の
効果は大きいといえるだろう。ただ、FileCopyに関しては、どうやらRAID0にしても、
劇的に速くはならないようだ。
 また、ST340016AとST380021Aは、公称値上ではファイル容量が違うだけで、
他のスペックは同じにもかかわらず、容量の多いST380021Aがすべての項目で
ST340016Aを明らかに上回っている値を示しているのが興味深い。
 以上のように、ハードウェアRAID0(ストライピング)は、それほどコストをかけず、
超高速なインターフェイスやHDDを用意せずに、お手軽に高速化できるものであると
言えるだろう。
 なお、RAID0の危険性については、今回は何も触れていないことを断っておく。
今回導入したのは、動画編集領域としてRAID0を導入したもので、作成したファイルを
他のHDDに移動しておけば、もしRAID0設定してあるHDDがクラッシュしても、
システムへのダメージは最小限に防げる。




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